ジェルタノーク先生は、今回初めてお迎えしましたが、大変穏やかで優しいお人柄で、8人の専攻生のレッスンをしていただきました。
生徒一人一人の良さを認めながら、自然な呼吸で音楽を感じて演奏することの大切さを以下の点をポイントに置きながら指導してくださいました。
・同じ和声の中であれば、ピアノのペダルを踏み換えずに残響をいかに美しく扱うかを研究すること。
・自分でいろいろな表現を選ぶ為に、響きをどう聴かせるのか常に考えること。
・無意識に不用意なアクセントがついていたり、不自然な音楽になっていないかチェックすること。
・浮き出るメロディーははっきり強く、それを支える音は小さくしてその違いを明確にすること。
・テンポは、その音楽の性格を表す大事な要素。しっかりとそれを捉えて演奏すること。
常に生徒の演奏を後押しするような、丁寧でわかりやすい内容のレッスンでした。