今年度最初のレッスンは、昨年度からお世話になっている、アントン・イグブノフ先生に、お越しいただきました。
1年生の専攻生もデビューしました。
【平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番 /J.S.バッハ】
- 強弱の多様性が必要。
- バッハの作品は「大きく弾きたい」「小さく弾きたい」では成り立たない。自分自身の「耳を使って弾く」という作業が必要。
- バッハの時代はオルガンでの演奏がほとんど。「平均律クラヴィーア曲集」もオルガン的な曲。オルガンがどう響いているのか考えながら弾く。(オルガンのコンサートを聴きに行き、響き方を聴いて勉強すると良い。)
- 音楽にコントラストをつけることが大切。どのような曲の構造・構成になっているのかをまず理解して研究することが大切。。
- 音楽に対して「知りたい!」と思う気持ちを大切に。興味を持って研究することも大切。
- 練習曲のようになりがちな曲。華やかに、かつ緊張感を持って。
- 曲の中で「厳格さ」「自由さ」の調整が必要になる。
- 「ドミナント→減7の和音→属7の和音」という和音の流れがあるが、そこはずっとエネルギーが続いている。富士山に登るようなイメージで。さらに音楽が広がっていく中で、時間の動きや流れを感じながら緊張感を持って演奏する。