ロシアンメソッド専攻設立以来、お世話になっておりますヴェルシーニン先生をお迎えして5日間にわたり、レッスンしていただきました。
○レッスン曲:L.v.Beethoven/Sonate Op.10-1 1.Satz
・感情を入れて弾くことは大切だが、コントロールしなければならない。ピアノという楽器の特性を見せなければならない。
・フランツ・リストは、レッスンの時に「君の音色は、たんすが床に倒れたような音だ」というたとえをした。客観的に自分の音色をよく聞くことが大切。
・一番初めの和音は7つ音がある。ピアノの響きの中で大きく響く和音を聞くことで、聞く人の注意をひかなければならない。
・c moll はバッハの響きから影響を受けている。悲劇的な場面を表すことがある。内面の辛さ、自分の運命を語っているような世界。ベートーヴェンはOp.100くらいから聴力を失った。全く音が聞こえなくなってから、音楽の内容が濃くなっている。最後のソナタは自分のまわりから隔離されている。
たとえ3ページのソナタでも、内面の世界にどんどん入っていく。この作品の短調がどこに向かっていくのかをわかってなければならない。
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講師:アレクサンドル・ヴェルシーニン先生