- イントネーションを伝えることが大切。イントネーションとは２つの音が相互に作用すること。人がしゃべっているように、聴いている人が楽しめるように表現する。
- フレージングを使って自分の考えを相手に届けるように。あたかも自分の興味があるものを人におもしろく伝えるように。
- Chopin:Etude Op.25-2
- メロディーが速いので、そちらに目が行きがちだが、一番大切なのはフレージングを相手に伝えること。伝えられるテンポで弾くこと。
- 速くひくのはスポーツである。音楽であることには、そこにストーリーが存在する。
- ３連符が続くので、フレージングを見極めるのはとても大変。そのためイントネーションから捉えること。ただの指の練習にならないように。
- イントネーションを正しく言うためには、少し間をとるのもOK。
- テンポルバートはショパンが取り入れた。テンポの概念が独特である。遅い−速いの間に基本のテンポが存在する。ショパン以前はきちんとテンポをキープして弾くことが大切だった。Beethovenも結構自由にやっていたが、テンポルバートではなかった。
- テンポルバートはフレージングから生まれる。フレーズのことを考えてルバートしないと意味がない。
- フレーズは電車の動きに例えられる。冒頭−中間−終わり、といくつかに分けて、そのイントネーションを考えながら弾くこと。
- ロマン派の音楽は、個人の気持ちや経験をフレーズで表現している。
- モーツァルトの音楽が難しいのは、音が少ないのに情報が多いからである。
