新潟中央高校に初めてお越しいただいたメチェーチナ先生は、初めて日本に演奏活動のために来られたのが11歳の時だったそうです。一人一人の個性に合わせて、1つの音に対しても妥協しない、きめ細やかなレッスンを行っていただきました。
○Mozart は常に弦楽器のように弾くこと。ppはエネルギーを溜めて性格の違いを表現できるようにする。
○りんごを手の中に入れるような形を崩さずにしっかりと弾く練習をする。
○古典派は常に手首ではなく、指を動かすこと。
○fは、例えば指に釘がついていて、それを鍵盤に打ち込むように弾くことも大切。
○リズムのカウントは自分ではなく、他者が行っているように演奏すること。
○くもっている音は自分のまわりで終わってしまう。響く音は遠くまで届く。
○スラーの最後の音はいつも軽く。親指は重くなりやすいので注意が必要。
○次の主題に入る前にわずかにリテヌートがいる。これは前の主題と次が違う性格だから。
○手首はあくまでもやわらかく、コントロールは指で行う。
○構成の終わりは音楽的にも一旦「終わり」をはっきりと見せる。
○弾く時の足の位置はいつでも立てる位置に置いておく。
○細かいパッセージが一音一音均等に弾けるように、スタッカート練習やリズム変え、ノンレガートなど色々な練習をすること。
○Beethovenが得意なfpやsub.fはMozartも使い始めている。時代はつながっている ので、Mozartの曲でもできなければいけない。
○曲をどう弾きたいかによって指遣いも変わってくる。また、版によっても違うので比べてみる。
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講師:エカチェリーナ・メチェーチナ先生