【平成25年9月17日(火)〜19日(木)】
講師:ヴァチェスラフ・グリャズノフ先生
前回に引き続き、ヴァチェスラフ・グリャズノフ先生にレッスンしていただきました。今回は2年生の専攻生と、3年生の希望者がレッスンを受講しました。
先生のレッスンでは、まず生徒自身が「どのようにこの曲を演奏したいのか」ということを尋ねます。演奏する者がどれだけその曲の性格や背景を理解し、聴き手に伝えようとしているのかという、音楽表現の一番大切なことを問うているのだと思います。まだまだ技術的なことで精一杯の生徒が多いのですが、常にこの質問の答えを探しながら練習してほしいと感じました。
また今回2年生は、前期試験の課題曲であった、古典派の変奏曲をレッスン曲にした生徒が多かったのですが、変奏曲のテーマをいろいろな方向から拡げていくそれぞれのヴァリエーションの表現について、丁寧に教えていただきました。またどうしても表情が乏しくなりがちな各フレーズに、イントネーションをつけて、生き生きと表現することの大切さを、先生ご自身の演奏を間近で聴きながら、学ぶことができました。