【平成25年4月23日(火)〜25日(水)】
講師:アルチョム・アガジャーノフ先生

    

今年のロシアンメソッドピアノ専攻希望者は、一年生が11名、二年生が8名の合計19名となりました。

今回お迎えしたアルチョム・アガジャーノフ先生は、ピアニストであり作曲家としても活躍されているモスクワ音楽院・付属中央音楽学校の先生です。音楽を音楽理論の視点からしっかりと説明してくださり、大変わかりやすいご指導をいただきました。音楽の構造や作曲家の意図にまで踏み込み、具体的に次のような内容をお話し下さいました。

・常に自分の意志をもって弾くこと。ピアノの表現の可能性を広い視野でとらえなければならない。
・正しい動きが正しい音を生む。アクセントのつけすぎは×。
・同じテンポで全ての音を正確にすることが大切。しかし、それは簡単ではない。
・全ての鍵盤の底を感じること。
・曲の中の音自体がそうして欲しいと要求する音(響き)にする。
・響きの違いをよく聞き取らないといけない。音の質にこだわり続けること。

その他にも、和声を学び理解することの重要性についても触れ、様々な方面からの勉強が必要だということを、優しい口調で説明して下さいました。

1人1人の状態に合ったご指導で、本校音楽科の先生方からも「大変素晴らしいレッスンだった」「誰が聞いても納得できる内容だった」と、ご好評いただきました。