カマロフ先生には、今年度初めてレッスンをお願いしました。
【ソナタ Op.13<悲愴>第一楽章/L.v.ベートーヴェン】
- 速さの変化は均一にする。(急に遅くしたり、速くしたりしない)
- 自分の中でしっかりテンポを感じる。(でもメトロノームのように弾いてはいけない)
- 自分でどこに向かって弾いているのか常に考える。特に和音をのばしている時、先に続いているように弾く。
- 和音のバランス、変化に気をつけて。(曲の始まりの和音には重さが必要)
【変奏曲 WoO 69/L.v.ベートーヴェン】
- 聴いている人にも面白いと思える音楽にする。
- テーマは喜びにあふれているので、エネルギッシュに弾く。(自信を持って)
- 16分音符のパッセージは鋭く。上行しているからクレッシェンドで変化をつける。
- 手首の力を抜いて、手首を下げて弾く。
- オクターブは支えを持って、上の音を響かせる。
- フォルテとピアノのコントラストを大きくつけるように。
【マズルカ Op.63-2/F.F.ショパン】
- テクニックはシンプルでも、言葉で説明できない部分で難しい。
- 移り変わりやカデンツの弾き方をもっと自由に。
- 和声の変化を繊細に感じ取り、和声が変わったらペダルを踏み替えるように。
- 二度の音程や半音階などは、ペダルを踏みっぱなしにせず、メロディーを最大限に表現したいので、もっと細いラインで描くように。
- 中間部は、特に変化は書いていないが、3拍目が強調されていたりとか、ようやくマズルカっぽくなるので、もっとおもいきって前に音楽がすすめられるようにする。
- テーマは前半に2回、後半に2回、計4回繰り返される。4回目を、自分だったら、敢えてより悲しげに(性格を考えて)表現してみる。すべて同じように表現しない。