【平均律クラヴィーア曲集第1巻 第23番「プレリュード」/J.S.バッハ】
  


 【ソナタ Op.19 第一楽章/A.スクリャービン】
 感情だけで弾いてはならない。考えなければならない。

 すべてのアイデアはおそらく提示部にすべて描かれている。

 スクリャービンは特別な作曲家。このソナタは“おとぎ話”の世界。

・音色について
 フレーズの出だしが良くても続く音色が悪ければだめ。音を当てたらずっと保つ。その質をずっと保たなければならない。そこから離れてはならない。
・レガートの歌い方、作り方について
 
レガートの歌い方は常に自分に問いかけて。「私のフレーズは長くつながっているか、言葉ごとに途切れていないか、音が増えていってつながっているか」と。絶え間ない発展を感じなければならない。前に進まなければならない。

・響きの見つけ方について
 毎小節見つけるというよりも、自分自身の響きを喜ばなければならない。その響きを探し、音の中で泳ぐ。自分の中で吸収するように。
・体の動きについて
 余計な動きはいらない。無駄な動きから音楽は生まれない。すべてが音として出てこないといけない。




第4回専攻レッスン(7月26日〜7月31日)

講師:ドミトリー・リュトゥコフ 先生

第4回目のロシアンメソッド専攻レッスンでは、今回初めて来校されたリュトゥコフ先生がレッスンしてくださいました。
先生のご指導は具体的でわかりやすく、また普段の練習の仕方なども丁寧に教えてくださいました。
また先生は日本に来られるのも初めてで、初日本、初新潟を楽しんでいらっしゃいました。