第15回ロシアンメソッド公開ピアノレッスン&コンサートでお世話になる、アルチョム・アガジャーノフ先生に専攻レッスンをお願いしました。先生にはコンサート前にもかかわらず、エネルギーあふれるレッスンをしていただきました。
また今回、1年生が初めてロシアンメソッド専攻レッスンを受講しました。みんな緊張しながらも、熱心にメモをとりながらレッスンを受けていました。
【ソナタ Op.10-2 第一楽章/L.v.ベートーヴェン】
- メロディーやリズムの意味を考えて演奏する。
- Allegroはイタリア語で「楽しさ」という意味もある。楽しい音楽を表現する。
- 正しいリズムとテンポで弾くように。
- 曲の始まりは、モーツァルトのように弾き始める。
- フォルテの部分はベートーヴェンらしい力強さを表す。
- ピアノの部分はモーツァルトのように、笑顔になるような音で。
- 左手の動きはメトロノームのように正確な拍を刻めるように(ミリの世界)。
- そのために肩の力を抜いて、手首を使って柔らかくして弾く。
【練習曲 Op.25-1/F.F.ショパン】
- 自分が聴いて美しいと思う音を弾くことを忘れずに
- 大事なメロディーが聞こえるように右手と左手のバランスを考える。
- Rubatoと音色の変化が表情豊かな音楽にする。
- 自分の弾いている音をコントロールできるように。
- 全ての音に粒をそろえる。
- 和音の中で大事な音を考えて響かせる。
- 指は鍵盤に近づける。ほとんど動かさないで。
- メロディーだけを練習するなど、練習の仕方を工夫する。
【幻想小曲集より「飛翔」/R.シューマン】
- 作曲家が書いてくれたことを全て読むことが大切。
- この曲の意味を考える。エネルギッシュな曲。
- シューマンの心の状態を表している。→興奮、息が荒く
- シューマンがやって欲しいことを忠実に表現しなければならない。
- 正確にメロディーを弾く。→バスとメロディーのみで練習する。